基幹システム刷新ERP標準機能確認とその結果

ERP

前回の投稿からだいぶ時間がたってしまいましたが、その後もERP業者2社と一方のERPのない機能を提供するパッケージ業者による説明会を、少ないモジュールでも3回、多いモジュールでは6回行い、ようやく1月に説明会が終わりました。

次にERPをどれにするのか決めなければならいのですが、説明会を終えたところでの業務部門の意見は分かれていて、一方のERPを選ぶ業務部門、それほど差はないがどちらからというと一方のERPの方を選ぶ業務部門、どちらにしたらいいかわからないという業務部門というように、どちらか一方のERPに決めるのは難しいという状況になりました。

業務部門の意見から考えられる構成としては、①当初予定していたどちらか一方のERPを選択する、②二つのERPの良いところを組み合わせるハイブリットERPにする、③一方のERPと個別パッケージの組み合わせにするの3案があると想定しました。①の案はベストですが、業務部門の考えを一つにまとめる必要があり、なかなか障壁は高いです。③の案は、ERPのデータベースがひとつというメリットはなく、この選択は3案の中では最悪ですが、可能性はゼロではありません。そうなると②の案が、業務部門の意見をある程度は取り込み、最低限のデータベースの統合ができる、1番いい案ではないかと考えました。

この状況からすると、ERPを決めるにはまだ相当時間がかかるのではないかと心配してましたが、業務部門の代表者が集まって、各業務部門の考えを共有し、どう進めるかの糸口にしようと打ち合わせを行ったところ、どちらのERPがいいかわからないと言っていた部門も一方のERPを選択し、全体としては二つのERPの組み合わせであるハイブリットERPで行くという方向性が大方決まりました。

基幹システム刷新の計画を作成してから約1年かかりましたが、ようやくハイブリットERPという構成が決まり、ひと安心です。今後はこの構成で具体的な検討に入ります。まだまだ先は長く大変そうですが、数年後には基幹システムが刷新されることを期待したいと思います。

この続きは進捗があればまた話したいと思います。

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