最低限のIT環境として最初に必要な企業向けインターネット接続について話します。
インターネット接続で基本的に必要なものは、インターネット回線とインターネットサービスプロバイダになります。
インターネット回線としては、モバイルWi-Fiルーター、光回線があります。モバイルWi-Fiルーターは工事がいらないため、導入は容易ですが、通信速度は光回線より遅く、設置場所によっては通信速度が不安定だったりします。少人数でインターネットを利用する場合に向いてます。光回線は通信速度が速く安定してますが、工事が必要で導入まで時間がかかります。利用者数、利用目的、費用に応じて、通信速度の保証がないタイプ(ベストエフォート)、通信速度が保証されているタイプの光回線を選択します。
次にインターネットサービスプロバイダ(略してプロバイダ)との契約が必要です。インターネットを利用するためには回線だけではだめで、インターネット上でユニークなグローバルIPアドレスという住所みたいなものを、インターネット回線に接続する機器に割り振ってもらう必要があります。またグローバルIPアドレスは数字ですので、人がインターネットにアクセスする際に使用する文字列(ドメイン名)をグローバルIPアドレスに変換する、DNSサーバの利用を提供してもらう必要もあります。
インターネット回線とプロバイダ契約は、いっしょのケースが多く、メジャーな業者としては、モバイルWi-Fiルータであれば、ドコモ、KDDI、ソフトバンク等、光回線であれば、NTT、KDDI、ソフトバンク等があり、各企業の要件に合わせて業者やサービス内容を決めて行く必要があります。
次回はパソコンについて話したいと思います。