基幹システム刷新のその後の状況ですが、関係部門への計画説明がほぼ終わり、次の進め方の検討を行ってきました。各部門の意見としては、ERPは数千、数万社の要望を元にした標準機能を用意していると言っても、その標準機能がどういうものかわからないと、ERPで問題がないのか判断できないということでした。そこで事前にERPの標準機能がどういうものか確認する作業が必要と考え、各ERP業者に標準機能の確認方法を問い合わせました。
標準機能の事前確認はERP業者によって様々であり、事前の標準機能確認はできないというところがあったり、説明会等を行って標準機能を確認しているというところもありました。また今回のERP導入は業務部門主体で進める予定ですので、標準機能の確認は業務部門に行ってもらい、最終的なERPを決定する必要がありますが、標準機能の確認作業はそれなりに時間がかかり、業務部門の負担を考えると、標準機能を確認するERPは2社以下にしなければならないとなりました。
これまで、関係部門への計画説明と並行して、複数のERPについて情報を収集してきました。上記の標準機能の事前確認方法を含め、各ERPが最低限の要件を満足しているか等について調査した結果を、比較表としてまとめ、複数ERPから2社のERPに絞り込む案を作成しました。今後はこの案について関係者の合意を取り、関係部門とERP標準機能の確認を進めて行く予定です。この続きは次回以降でまた紹介したいと思います。