基幹システム刷新は進んではいますが、進み方が遅いので、もう少し進んでから話したいと思います。そこで今回はIT化についての話をします。
DX化という言葉をよく聞きますが、そもそもDX化とは何なのか、それがわからなかったらDX化を進めることはできません。DXはDigital Transformationの略で、私の解釈ではコンピュータを使って会社の業務を変革することだと考えます。しかし会社に全くIT環境がない状況ではコンピュータに触れることもできないため、DX化を理解することも簡単ではないと思います。すなわち最低限のIT環境が必要と考えます。
では最低限のIT環境とはどういうものでしょう。最低限のIT環境は以下と考えます。
1.インターネット接続
インターネットにはありとあらゆる情報がありますので、それにアクセスできる必要があります。インターネットに接続できなければ、話題のChat-GPTを利用することもできません。
2.パソコン
スマートフォンでもインターネットにアクセスできますが、画面の大きさや文字の入力のしやすさを考えると、パソコンが必要です。
3.ドメイン
他の会社と情報をやり取りするにはメールが便利ですので、メールを利用できる環境が必要です。メールで使用するメールアドレスをフリーではなく会社独自のものにした方が、信用度は増しますので、ドメインというものを取得する必要があります。
4.ソフト
メールの読み書きや、資料を見たり、作成したり、データを分析したりするための、パソコンで使用するソフトが必要です。
5.セキュリティ対策
インターネットに接続すると、外部のハッカーにパソコンのデータを盗まれたり、コンピュータウイルスに感染し、パソコンを使用できなくなったりする恐れがありますので、セキュリティ対策が必要になります。
次回以降で上記のIT環境をどのように導入すれば良いか話して行きたいと思います。