最低限のIT環境として、インターネットを利用する上では、その利用用途やユーザ数に応じたセキュリティ対策が必要であり、セキュリティというものを意識する必要があります。
まず最初にパソコンにはウイルス対策ソフトをインストールする必要があります。最低でもMicrosoft Defnderを有効化し、さらにセキュリティを強化するのであればウイルス対策専門業者のウイルス対策ソフトをインストールします。パソコンがウイルスの感染したら、パソコンの中の情報を盗まれたり、パソコンが使用できなくなったり、身代金を請求されたり等の損害を被る恐れがあるため、インターネットを利用する上でウイルス対策は必須です。
次に、パソコンの台数が数台の規模の場合、ケーブル工事が不要な無線LANを導入します。無線LANの電波は出力強度にもよりますが、電波は結構遠くまで届きますので、勝手にパソコンを接続されないようにセキュリティキーによる認証を行い、通信データを傍受されないようにデータを強度が強い暗号化を行うWPA2という設定を行う。
パソコンの台数が数十台の規模の場合、ファイアウォールという装置で、インターネットとパソコンの通信を必要なものに制限し、ハッカー等にインターネットからパソコンに侵入されるのを防ぐ対策が必要になります。ただしファイアウォールの維持管理には専門的なスキルが必要なため、運用を専門業者に委託した方が良いと思います。
なおここでは小規模な場合のセキュリティ対策を話しましたが、企業の規模の大きさに合わせて、上記以外にも必要に応じて色々な対策を行う必要があります。最低限のIT環境の話はこれが最後となります。